Mark α 日本初の蓄熱式ストーブ
針葉樹を活用する薪ストーブ 高温で薪を燃やせて高い蓄熱性を保持
国土の3分の2が森林に覆われた日本。その7割が針葉樹です。 この針葉樹を活用できる薪ストーブを開発したい! バイオマス・エネルギーの循環をつくりたい! そんな熱い思いからMarKシリーズは誕生しました。 MarKシリーズは、針葉樹の活用でネックとなる 燃料の体積比、炉内の高温燃焼、煤塵による環境汚染など 様々な課題をクリアした「蓄熱式薪ストーブ」。 滋賀ならではの窯業技術を随所に取り入れた 日本初の蓄熱式薪ストーブ(スローヒーター)です。
Mark α シリーズの誕生秘話
2009年滋賀県の中小企業の経営者メンバーが集まり「薪のある暮らし方研究会」が発足され、同年の6月7日第1回の研究会が開催され、具体的なストーブの開発、薪の安定的な供給に向けて調査研究を重ねてきました。2010年以降は林野庁・滋賀県の補助事業として「針葉樹を主燃料にできる純国産セラミック製蓄熱式薪ストーブ開発」に取り組み、数々の燃焼実験を繰り返し、針葉樹・間伐材を主燃料にできる国産の小型蓄熱式薪ストーブとしてMarKは誕生しました。
それから改良を重ね2015年現在のMarKαシリーズが出来上がりました。
最大の特徴
薪の燃焼効率95%以上とPM濃度を抑えたクリーン排気
薪の燃焼効率の高効率化とPM濃度を抑えたクリーンな排気を実現するため、立命館大学、理工学部機械工学科吉原福全教授の協力を得て、燃焼部のTHC、O2、CO2、CO濃度などを解析し、薪ストーブの先進国であるアメリカ合衆国環境保護庁(EPA) の測定方式を確立し、燃焼効率測定、暖房効率測定、煤煙測定(PM測定)を行い、燃焼炉の最適化のための開発も同時に行ってきました。
【1】燃焼実験装置システム
立命館大学
テクノコンプレクス内での燃焼実験の様子
テクノコンプレクス内での燃焼実験の様子
【2】薪ストーブ排気ガス成分(実験値)
薪ストーブ性能試験結果の一例
使用薪種:杉 , 熱出力6.1[kw] , 暖房効率:77% , PM排出量:3.8[b/h]
使用薪種:杉 , 熱出力6.1[kw] , 暖房効率:77% , PM排出量:3.8[b/h]